人が部屋に存在する事を居ると言いますし、部屋から出る事を抜けると表現します。
居抜きの物件は設備はそのまま残りますし、後からの入居者が利用しますから、居抜きの由来は人が抜ける事を指しています。
設備や内装が使用出来る居抜き状態の物件は、内装が取り除かれたスケルトンとは違いますから、設備は保たれた状態で、人が部屋から抜けた状態が由来になっています。
居抜き状態は設備の使い回しが出来るので、開業資金を少なくする事が出来ますし、不要になった設備投資の資金は、他の用途に使う事が出来ます。
物件に残された設備が、実用性を保つ状態であれば、修理や買換えが不要になりますから、資金を節約する事に繋がりますし、開業の準備は簡単になります。
言葉の由来通りにある物件が見付かれば、多くの設備は残された状態ですし、同業者が残した設備がある物件には、利用価値を持つ必要な物が数多くなります。
理由があって退去を決めた前の入居者は、価値を持つ設備を手放す状況になる事で、手放す事が惜しくても設備を残した可能性があります。
設備の状態は居抜き物件次第ですし、どの物件も一定以上の設備を持つとは限りませんが、流用が行い易い点は共通しているので、新規開業に役立てる価値を持つ事によって、物件の下見から開業までの期間が短く出来ます。
言葉の意味や由来を知る事で、文化や歴史を知る事に繋がります。